哺乳瓶はどれが良い?選び方のポイントや消毒方法の紹介
哺乳瓶にはたくさんの種類があります。なにが違うのか、どれが良いのか迷うママやパパも多いでしょう。
哺乳瓶の選び方や、消毒方法などをまとめてみましたので、参考にしてもらえると嬉しいです。
哺乳瓶の種類と特徴
容量
哺乳瓶の容量は主に、120〜160mlの小さいサイズと、240mlの大きいサイズがあります。
母乳がメインの方は、160mlの哺乳瓶を1本用意しておくと良いでしょう。完全ミルクの方や、混合でミルクを多めにたす方は240mlの大きいサイズがおすすめです。
乳首(ニプル)のサイズと穴の形
乳首(ニプル)のサイズや穴の形にはいくつか種類があり、成長に合わせて選ぶ必要があります。
サイズは主にS・M・Lの3種類ですが、SSサイズやLL・3Lなども取り扱っているメーカーもあります。サイズの目安は、生後3カ月まではSS〜Sサイズ、3〜4カ月からはMサイズ、6カ月からはLサイズです。
さらに、穴の形は丸穴・Y型・X型の3種類があります。丸穴は強く吸わなくてもミルクが出るので、まだ上手に乳首(ニプル)を吸えない赤ちゃんにおすすめです。そのため、SS〜Sサイズの乳首(ニプル)には丸穴が使われていることが多いです。
しかし、丸穴はミルクの出る量が決まっているので、一度に飲む量が増えた赤ちゃんは、吸う力によってミルクの出る量が変わるスリーカット(Y型)やクロスカット(X型)の乳首(ニプル)に交換が必要となります。
中には、新生児から卒乳までサイズアップが不要なニプルを販売しているメーカーもあります。
素材
ガラス製
ガラス製はミルクが冷めにくく、劣化しにくいというメリットがあります。衛生的に長期間使えて便利ですが、落としたときに割れる心配やプラスチック製に比べて重いというデメリットもあります。
プラスチック製
プラスチック製は割れにくく、軽くて持ち運びにも便利です。デメリットとしては、ガラス製に比べて傷が付きやすく、菌の繁殖など衛生面に不安を感じることも。
トライタン製
トライタンは、プラスチックより劣化しにくく、ガラスよりも軽いという特徴があります。また、人体の影響が指摘される化学物質を使っていないので、安心して使うことができます。デメリットとしては、電子レンジを使った哺乳瓶の消毒ができないことです。
哺乳瓶を選ぶときのポイント
月齢に合ったものを選ぶ
乳首(ニプル)のサイズや穴の形は、月齢や成長によって適したものが違います。子どもの成長に合ったものを選びましょう。
哺乳瓶で与えるミルクの量や使用頻度を考える
産後すぐにお仕事に復帰する予定の方など、搾乳した母乳を与えたり、ミルクがメインの方は、容量の大きい哺乳瓶がおすすめです。
用途に合ったものを選ぶ
赤ちゃんと外出することが多い方は、軽くて持ち運びに便利なプラスチック製や、スリムな形状の哺乳瓶がおすすめです。
また、赤ちゃんが自分で哺乳瓶を持って飲むようになったら、落としても割れにくいプラスチック製が安心です。
哺乳瓶の消毒方法を考える
哺乳瓶の種類によって、耐熱温度が違うので、熱湯消毒や電子レンジでの消毒ができない製品もあります。
哺乳瓶を購入するときは、耐熱温度や消毒方法を確認するようにしましょう。
おすすめの哺乳瓶
病院や産院でよく使われている新生児用の耐熱ガラス製の哺乳瓶です。
サイズ交換不要なニプル(スーパークロスカット)で人気のチュチュベビーの哺乳瓶です。お出かけに便利なプラスチック製です。
ビーンスタークの哺乳瓶はトライタン製のボトルです。ニプルはクロスカットです。
哺乳瓶の消毒方法
生後半年ほどは哺乳瓶の消毒が必要だと言われています。
哺乳瓶の消毒方法は3つありますので、消毒方法を確認しておきましょう。
熱湯消毒
洗剤とスポンジで洗浄したの哺乳瓶を、沸騰したお湯の中に入れて3〜5分程度煮沸します。
ガラス製の哺乳瓶なら、急激な温度変化でひび割れする可能性があるので、水の状態から哺乳瓶を入れるようにしましょう。プラスチック製の場合は、長時間煮沸すると変形する恐れもあるので、お湯が沸いてから入れるのが望ましいようです。
電子レンジスチーム消毒
洗剤とスポンジでに洗浄したの哺乳瓶を、水を入れた専用の容器に入れます。容器ごと電子レンジで3分ほど温めてスチーム消毒します。専用の容器は哺乳瓶の保管ケースにもなるので、消毒後はそのまま保管できて便利です。
薬液消毒
専用の薬液を水で薄めて哺乳瓶を浸す液を作ります。哺乳瓶を消毒液に1時間以上浸せば除菌完了です。消毒液は24時間使えるので、1日に何度も除菌することができます。
- 1日に複数の哺乳瓶を使う方は、薬液消毒がおすすめです。
- 使用頻度が少ない方は電子レンジスチーム消毒がおすすめです。
- 消毒アイテムの購入コストを抑えたい方は熱湯消毒がおすすめです。
電子レンジスチーム消毒と薬液消毒の両方に使えるケースもおすすめです。