家庭用脱毛器の選び方|種類別のメリットとデメリット
ムダ毛のお手入れって結構面倒よね〜。脱毛クリニックやサロンに通う時間もないし自宅で手軽に脱毛ってできないのかしら?
実は優れた家庭用脱毛器がたくさん販売されているので、自宅で手軽に脱毛できちゃうんです。今回は家庭用脱毛器の選び方についてご紹介したいとおもいます。
家庭用脱毛器とは?
家庭用脱毛器とは、脱毛クリニックで行われているレーザー脱毛や、脱毛サロンで行われている光脱毛を自宅で手軽に行うための器具です。クリニックやサロンに通うよりも低価格で、自宅で好きな時間に脱毛ができる。というのが家庭用脱毛器の最大のメリットです。また、デリケートゾーンを他人に見られることなく脱毛ができることも人気の理由です。しかし、家庭用脱毛器はクリニックやサロンのような業務用脱毛器よりも照射パワーが抑えられているので、クリニックやサロンよりも脱毛効果が緩やかであり、背中など手が届きにくい部分は自分で脱毛することが難しい。といったデメリットもあります。
家庭用脱毛器の種類と違い
家庭用脱毛器には、レーザーを照射する「レーザー式」と、光を照射する「フラッシュ式」があります。また、フラッシュ式には「IPL式」「SSC式」「SHR式」「THR式」の4種類があります。
レーザー脱毛
メラニン色素に反応する光を当て、毛根の毛乳頭に熱を加えてダメージを与えます。毛根のメラニンに反応する単一の波長のみを使うので、照射パワーが強く(光の脱毛器の約3倍)クリニックでのみ行える脱毛方法です。
IPL脱毛(フラッシュ式)
レーザー脱毛と同じく、メラニン色素に反応する光を当て、毛根の毛乳頭に熱を加えてダメージを与えます。レーザー脱毛とは光の波長と照射エネルギーが違い、レーザーよりも照射パワーが弱く家庭用脱毛器のほとんどはこのIPL式です。
SSC脱毛(フラッシュ式)
特殊なジェルを脱毛箇所に塗ってから光を当てることで、ジェルに含まれる有効成分が作用して抑毛効果が発揮される。
SHR脱毛(フラッシュ式)
発毛の司令塔であるバルジ領域に光を当てダメージを与えることで、毛が生えてこなくなるという脱毛方法。
THR脱毛(フラッシュ式)
SHRと同じ脱毛法であるが、連続照射の安定性を高めたSHR式の改良版であり、最新の脱毛方法。
種類別のメリットとデメリット
レーザー式
メリット
- 濃い毛に効果が大きい
- フラッシュ式よりも効果が出るのが早い
- 照射パワーが強いため、短期間で脱毛が完了する
デメリット
- 色素が薄い産毛などには効果が期待できない
- 照射パワーが強いので、痛みを感じやすい
- 1回に照射できる範囲が小さいので、お手入れ時間がかかる
- ほくろ・シミ・日焼けした肌には照射できない
- 毛周期にあわせたお手入れが必要
IPL式(フラッシュ式)
メリット
- 濃い毛に効果が大きい
- フラッシュ式脱毛の中では効果が出るのが早い
- 一度に広範囲に照射するので、レーザーよりもお手入れ時間がかからない
デメリット
- 色素が薄い産毛などには効果が出にくい
- 毛量が多いと痛みを感じやすい。(輪ゴムではじかれるような痛み)
- ほくろ・シミ・日焼けした肌には照射できない
- 毛周期にあわせたお手入れが必要
SSC式(フラッシュ式)
メリット
- 毛質関係なく産毛などの細い毛にも脱毛効果が期待できる(ジェルが毛穴に入り込んで毛の成長を抑制するため)
- 肌への負担も少なく、痛みも少ない
- 肌をキレイにする効果がある
デメリット
- 濃い毛の効果を実感するまでに時間がかかる(毛乳頭に直接的な刺激を与えないため抜けにくい)
- ほくろ・シミ・日焼けした肌には照射できない(SSC式の光もメラニン色素に反応する性質があるため)
- 毛周期にあわせたお手入れが必要
- SSC式の家庭用脱毛器は現時点で大手脱毛サロン「ミュゼプラチナム」が販売している「SSCエピフォトスキンケアプロ」のみ
SHR式(フラッシュ式)
メリット
- 毛質関係なく産毛にも濃い毛にも効果が期待できる
- 日焼け肌やほくろ部分にも照射が可能(温かみを感じる程度の弱い光で脱毛するので、痛みや肌トラブルが起きない)
- 痛みが少ない
- 毛周期に関係なくお手入れできるので、脱毛完了までの期間が短い
デメリット
- 今ある毛ではなく、次に生えてくる毛に作用する方法なので、IPL式よりも効果を感じるまでに時間がかかる
- SHR式の家庭用脱毛器は、日本では現在販売されていない。
- 比較的新しい脱毛方式なので、数十年後まで効果が持続するかデータがない
THR式(フラッシュ式)
メリット
- 毛質関係なく産毛にも濃い毛にも効果が期待できる
- 日焼け肌やほくろ部分にも照射が可能(温かみを感じる程度の弱い光で脱毛するので、痛みや肌トラブルが起きない)
- 痛みが少ない
- 毛周期に関係なくお手入れできるので、脱毛完了までの期間が短い
- 連続照射の安定性があるのでSHR式よりもさらにお手入れ時間が短縮できる
- 10歳以上の子どもから利用可能な家庭用脱毛器がある
デメリット
- 今ある毛ではなく、次に生えてくる毛に作用する方法なので、IPL式よりも効果を感じるまでに時間がかかる
- 日本で販売されているTHR式の家庭用脱毛器は現在2機種のみ
- 比較的新しい脱毛方式なので、数十年後まで効果が持続するかデータがない
家庭用脱毛器を選ぶときのポイント
全身脱毛1回分の照射回数では約1000ショットといわれてます。例えば、照射回数30万回であれば全身脱毛約300回分となります。2週間に1回使用したとして年間24回なので、単純計算で12年6ヶ月間使用できる計算になります。また、使い続けていると次第に毛が薄くなり、1〜2か月に1回程度の使用でも効果を維持できるようになることもあるので、計算した年数以上に使い続けることが可能でしょう。カートリッジ交換可能な製品であれば、もっと長い期間使うこともできそうですね!
照射レベルとは光の強さであり、レベルによって痛みや脱毛効果が変化します。毛の状態や、痛みの感じ方は人それぞれですので、細かく調整できるものが◎
全身脱毛をする場合は照射する場所や時間が長くなるので、連続で照射できる機能があるとお手入れ時間が短縮できて楽です。
製品によって照射可能範囲が違うので、自分の脱毛したい部分が照射可能か確認しましょう。
定期的にメンテナンスを継続するためには、重さや使い勝手も重要です。細かい部分の脱毛に必要なアタッチメントが付属しているかも確認しましょう。
近年では、ムダ毛に悩む子どもたちがママと一緒に脱毛器を使用しているケースもあるようです。子どもとシェアして使う予定の方は、使用可能年齢を確認しましょう。
家庭用脱毛器の価格帯は3万円〜8万円ほどのようです。
痛みや熱さに弱い方は、アイスクール機能がついた製品もおすすめです。照射の強さを細かく調整できる製品も良いでしょう。
効果は人それぞれなのでなんとも言い難いですが、人気の脱毛器であれば一定の効果が期待できそうですね。
人気の家庭用脱毛器12選
パナソニック/光エステ ES-CWP97-N
照射回数30万回/照射レベル5段階/3種アタッチメント有/顔使用可/連続照射可(1秒に1回自動照射)
ブラウン/シルクエキスパート Pro5
照射回数40万回/照射レベル10段階/部分用アタッチメント有/顔使用可/連続照射可(最小パワーで0.5秒に1回自動照射)
フィリップス/ルメア プレステージ
照射回数45万回/照射レベル5段階/3種アタッチメント有/顔使用可
ヤーマン/レイボーテ Rフラッシュ ダブルPLUS
照射回数60万回/照射レベル5段階/部分用アタッチメント有/顔使用可/連続照射可
Notime(ノータイム)/icelady(アイスレディ)
照射回数30万回/照射レベル5段階/3種アタッチメント有/顔使用可/連続照射可(0.9秒に1回自動照射)
BiiTo2(ビートII)デラックスセット【THR式】
照射回数35万回/照射レベル3段階/部分用アタッチメント有/顔使用可能/連続照射可/10歳以上の子どもにも使用可能/美容器フィルター有/VIO使用可能
LAVIE/光エステ脱毛器LAVIE
照射回数10万5千回/照射レベル7段階/顔使用可/連続照射可/VIO使用可能/カートリッジ交換可能/美顔カートリッジ有
OpusBeauty03(オーパスビューティー)【THR式】
照射回数35万回/照射レベル5段階/顔使用可能/連続照射可(0.8秒に1回自動照射)/10歳以上の子どもにも使用可能/アイスクール機能付き
ケノン
照射回数50万回(スーパープレミアムカートリッジ最高レベルで)/照射レベル10段階/顔使用可能/連続照射可/スキンケアカートリッジ有/カートリッジ交換可能
脱毛ラボ
CyDen/スムーズスキンpure
照射回数100万回/照射レベル10段階/顔使用可/連続照射可
tria/トリア・パーソナルレーザー脱毛器 4X【レーザー式】
照射レベル5段階/内蔵バッテリー充電可能回数約500回(フル充電で連続使用可能時間約30分)
まとめ
家庭用脱毛器があれば、自分の好きな時間に自宅で手軽に毛のお手入れができるようになります。シェーバーや毛抜きなどによる肌トラブルを回避でき、将来的にお手入れ回数も減らせるとなれば、使用する価値がありそうですね!色々な種類の家庭用脱毛器があるので、ご自身に合った脱毛器を選んでみてください♪